改葬許可の手数料と日数は自治体でこう違う|6市で実際に確認しました
広告このページには広告(提携事業者へのアフィリエイトリンク)を含みます。広告の扱い
改葬許可の手続きにいくらかかり、何日で許可証が出るのか。同じ法律の手続きですが、手数料は無料から1通300円、必要書類は2点から6点、交付までは窓口即日から10日程度と共通ではありません。6自治体の公式ページで確認して並べました。
この記事で分かること
- 改葬許可の手数料が無料から1通300円の幅であることが実額で分かる
- 必要書類が2点の自治体と6点の自治体があることが分かる
- 許可証の交付が即日の自治体と1週間以上かかる自治体があることが分かる
- 日程を立てるときに、どこを自治体に確認すればよいかが分かる
結論:手数料はほぼ無視できる額。でも「日数」と「書類の数」は差が大きい
改葬許可の手続きは、墓地、埋葬等に関する法律にもとづく全国共通の制度です。ところが実際の運用は自治体ごとに違います。
費用の心配は不要です。手数料は無料から1通300円で、墓じまいの総額に影響する額ではありません。問題になるのは交付までの日数と必要書類の数です。ここを知らずに工事の日程を決めると、組み直しになります。
各市の公式ページを2026年10月5日までに確認しました。記載がない項目は空欄にしています。
手数料:無料が多数、有料でも1通300円
| 自治体 | 手数料 |
|---|---|
| 大津市 | 無料 |
| 四日市市 | 無料(「手数料は無料です」と明記) |
| 姫路市 | 無料(「手数料はかかりません」と明記) |
| 横浜市 | 無料(「改葬許可証の費用(手数料)無料」と明記) |
| 印西市 | 1通300円 |
有料の自治体で注意すべき点があります。印西市は「改葬許可申請書は、遺骨1体につき1枚です」と明記しています。遺骨が3体あれば3枚、900円になります。申請書が遺骨1体につき1枚である点は、施行規則第2条が申請書の記載事項を定めていることに対応した運用です。
必要書類:2点の市と6点の市があります
四日市市は2点だけです。
- 改葬許可申請書
- 現在の墓地・納骨堂管理者による証明(申請書の所定欄への記入・押印)
管理者の証明が申請書の欄に直接入る形なので、別紙の証明書を取り寄せる必要がありません。
武蔵野市は6点です。
- 改葬許可申請書(遺骨1体につき1枚)
- 墓地管理者が作成する埋葬・埋蔵証明書
- 改葬先の受入証明書
- 除籍謄本(同市に本籍がある場合は不要)
- 現在と新規の墓地使用者が異なる場合の改葬承諾書
- 本人確認書類
差が出るのは「取り寄せが要る書類」の数です。除籍謄本は本籍地の市区町村から取るため、遠方だと郵送で時間がかかります。受入証明書は納め先の墓地から取るので、納め先が決まっていないと動けません。
交付までの日数:即日から10日程度
| 自治体 | 交付までの目安 |
|---|---|
| 大津市 | 窓口申請は受付後10〜30分/郵送は受付後1〜2日 |
| 洲本市 | 申請書受理後、概ね1週間から10日間程度 |
同じ手続きで、その場で受け取れる市と、10日待つ市があります。洲本市は窓口・郵送のどちらでも提出できますが、交付までの期間は変わりません。
工事の日程は、この許可証が手元に来てから確定させてください。墓地の管理者は改葬許可証を受理した後でなければ埋蔵・収蔵させてはならないと定められているため(墓地、埋葬等に関する法律第14条)、許可証がないと納骨できません。
日程を立てる前に、自治体へ確認する4項目
- 手数料はいくらか。遺骨1体ごとか、1件ごとか。
- 必要書類の一覧。 とくに戸籍系の書類が要るか(本籍地が遠方なら取り寄せの日数を見込む)
- 交付までの日数。 窓口と郵送で違うか
- 窓口の受付時間と曜日。 市民課・生活環境課・保健所など、所管部署は自治体で異なります
1〜4は電話で5分ほどで確認できます。申請先は、いま遺骨がある場所の市区町村です(第5条第2項)。住んでいる自治体ではありません。
本サイトで確認できていないこと
- 武蔵野市・洲本市の手数料。公式ページで確認できませんでした。
- 四日市市・姫路市・横浜市の交付日数。記載がありませんでした。
- 同じ墓地内での移動が改葬に当たるか。四日市市のページでは明記を確認できませんでした。同じ寺院の中で永代供養墓へ移す場合などは、墓地の管理者と市区町村の双方に確認してください。
- 全国の自治体の運用。本サイトが確認したのは6市です。
次に確認すること
手続きの全体の流れと、自分では書けない2つの書類については次の記事で扱っています。
このページの情報源
- 改葬について(墓じまい等)(四日市市)確認日:2026年10月5日外部サイトが開きます
- 改葬許可申請の手続き(姫路市)確認日:2026年10月4日外部サイトが開きます
- 改葬(遺骨の移動)の手続き(横浜市)確認日:2026年10月4日外部サイトが開きます
- 墓地などの改葬許可申請について(印西市)確認日:2026年10月4日外部サイトが開きます
- 墓じまい、改葬許可申請について(大津市)確認日:2026年10月27日外部サイトが開きます
- 埋葬(納骨)されているお骨を別の場所に移したいときは(改葬許可申請)(武蔵野市)確認日:2026年10月27日外部サイトが開きます
- 改葬許可申請について(洲本市)確認日:2026年9月24日外部サイトが開きます
- 墓地、埋葬等に関する法律施行規則(昭和23年7月13日厚生省令第24号)(厚生労働省 法令等データベースサービス)確認日:2026年10月27日外部サイトが開きます
関連記事
- 手続き2026年9月19日改葬許可申請の流れと必要書類|どこに出し、何をそろえるか改葬許可の申請書と、埋蔵証明・受入証明のそろえ方を整理しました。申請先は今あるお墓の市区町村で、申請書は遺骨1体ごとに必要です。自分では書けない2つの証明を誰にどの順で頼むか、自治体で違う必要書類、許可証の使い方を順に確かめます。
- 手続き2026年9月24日墓じまいにかかる期間は?日程の決め方と長引きやすいところ墓じまいにどれくらいかかるか迷ったときに。改葬許可証の交付にかかる期間は自治体で差があり、全体の長さは書類を集める段取りで決まります。先に決めないと進めない順番と、記入式の進行管理表を用意しました。
- 手続き2026年9月24日墓じまいは自分でどこまでできる?依頼する作業との分け方墓じまいを自分で進めたいときに。書類集めや自治体への申請など自分でできる範囲と、墓地の管理者・工事業者に任せる範囲を役割分担表で整理しました。一部だけ依頼する場合の責任の切れ目も確認できます。


