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墓じまいのしるべ

閉眼供養・納骨で返礼品は要りますか|墓じまいの法要で用意するかの決め方と、手配の順番

墓じまいの閉眼供養や、新しい納め先での納骨に親族を招くときに。返礼品(引き物)を用意するか、何を・いくつ・いつまでに手配するかを、決める順番に沿って整理しました。表書きや品物の決まりは地域や寺院で違うため確認先を示し、香典返しや法事の費用が相続税の葬式費用に含まれない点も国税庁の公表情報で確認しています。

費用公開日:情報確認日:作成:編集部

この記事で分かること

  • 返礼品を用意するかを決めるために、先に確かめる3つのことが分かる
  • 納骨の日を決める前に、改葬許可証がそろう見込みを立てる理由が分かる
  • 品物・数・表書き・届く日を、法要の日から逆算して手配する順番が分かる
  • 香典返しや法事の費用が、相続税の葬式費用に含まれないことが分かる
白い花瓶に生けた紫の花

結論:「誰を招くか」と「何を受け取るか」を先に決めます

墓じまいでは、いまのお墓で閉眼供養(閉眼法要・魂抜き・お性根抜きなど、呼び方は宗派や地域で違います)を行い、取り出した遺骨を新しい納め先に納骨することがあります。そこに親族を招くとき、「返礼品(引き物)は用意するのか」で迷う方がいます。

用意するかどうかは、宗派・寺院・地域・家の習慣で考え方が分かれます。本サイトは宗教的な作法について判断しません。 そのかわり、決めるために確かめることを順番に並べます。

  1. 法要をどう行うか(閉眼供養をするか、納骨のときに法要をするか、日程と場所)
  2. 誰を招くか(人数と、遠方から来る人がいるか)
  3. 香典やお供えを受け取る予定か(受け取るなら、そのお礼をどうするか)

この3つが決まると、返礼品が要るか、要るならいくつ・いつまでに用意するかが決まります。

先に決めるのは、法要の日程です

閉眼供養を行うかどうか、行うならいつ・どこで行うかは、寺院や墓地の管理者との相談で決まります。寺院墓地の場合の切り出し方は墓じまいをお寺にどう切り出す?にまとめています。

新しい納め先での納骨の日は、改葬許可証がそろう見込みを立ててから決めてください。 墓地、埋葬等に関する法律第14条は、墓地の管理者は改葬許可証を受け取った後でなければ遺骨を埋蔵させてはならず、納骨堂の管理者は収蔵させてはならないと定めています。

許可証の手続きは改葬許可申請の流れと必要書類に、全体の日程の組み方は墓じまいにかかる期間は?にあります。親族に日程を知らせるのは、この見通しが立ってからが安全です。

返礼品を用意するか決めるための確認

返礼品を決める前に確かめること

  • 閉眼供養・納骨のそれぞれに、誰が参列するか(人数)
  • 遠方から来る人がいるか(持ち帰りやすさに関わります)
  • 香典やお供え(お供物料)を受け取る予定があるか
  • 法要のあとに会食をするか
  • 家や親族に、これまでの法要で決まったやり方があるか
  • 寺院や納め先の施設に、法要の進め方の決まりがあるか

寺院へのお礼(お布施など)は、参列者への返礼品とは別に考えます。金額や渡し方は寺院に確かめてください。

参列者を招かず、家族だけで閉眼供養を行う場合は、参列者への返礼品の話そのものが生じないこともあります。

品物を選ぶときの見方

何を選ぶかの決まりは、地域や家の習慣によって違います。本サイトが示せるのは、手配の実務で困らないための見方です。

  • 持ち帰りやすいか:遠方から来る人がいる場合は、大きさと重さを確かめます。手提げ袋が付くかどうかも、店によって違います。
  • 日持ちするか:常温で保存できるか、賞味期限の表示を確かめます。
  • 数をそろえられるか:在庫の都合で必要な数がそろわないことがあります。注文の前に確かめます。
  • 原材料の表示:食品の場合は、原材料の表示を確かめられるものを選びます。

宗派や地域の習慣で避ける品物があるかは、親族の年長者や寺院に確かめてください。

表書き(かけ紙)は、確かめてから頼みます

かけ紙の表書きや水引の色の決まりは、地域や宗派によって違います。本サイトでは、特定の書き方を「正しい」とは示しません。

確かめる先は次のとおりです。

  1. 親族の年長者(これまでの法要でどうしてきたか)
  2. 寺院(宗派としての考え方)
  3. 注文する店(弔事用のかけ紙を用意しているか、表書きと名前を指定できるか、包装紙の上から掛けるのか中に掛けるのか)

手配の順番:法要の日から逆算します

順番すること確かめる相手
1閉眼供養・納骨の日程と場所を決める寺院・墓地の管理者・新しい納め先
2参列する人を確定する親族
3品物と数を決める(予備を含めるか決める)家族
4表書きと名前を確かめる親族の年長者・寺院
5注文する(届く日と、挨拶状を付けるならその納期を確かめる)店
6当日の受け渡しの方法を決める(自分で持参するか、会場に届けてもらうか)寺院・霊園の管理者

会場に直接届けてもらう場合は、事前に受け取ってもらえるかを寺院や霊園の管理者に確かめてください。

通信販売で買う場合は、店の「特定商取引法に基づく表記」で返品の条件を確かめてください。食品は、届いたあとの返品を受け付けない店もあります。 人数を確定してから数を決めるのは、このためです。

費用の扱い:香典返しや法事の費用は、相続税の葬式費用に含まれません

親が亡くなって間もない時期に墓じまいをする場合、相続税の計算が気になる方もいます。

国税庁のタックスアンサー No.4129 は、相続税の計算で遺産総額から差し引ける葬式費用に含まれないものとして、次の3つを挙げています。

  • 香典返しのためにかかった費用
  • 墓石や墓地の買入れのためにかかった費用や、墓地を借りるための費用
  • 初七日など法事のためにかかった費用

一方で、葬式や葬送に際して(またはその前に)納骨をするためにかかった費用や、葬式に当たって寺などに払った読経料などのお礼は、葬式費用に挙がっています。

墓じまいで改めて行う閉眼供養や納骨の費用が、どちらに当たるかは本サイトでは確認できていません。 領収書や支払いのメモを残し、税理士か税務署に確かめてください。相続税の申告が要るかどうかの見当のつけ方は、相続税の申告は必要ですかにまとめています。

返礼品の費用を家族の誰が負担するかは、墓じまいの費用全体と一緒に話し合っておくと、あとで行き違いが起きにくくなります。分担の決め方は墓じまいの費用は誰が払う?にあります。

よくある質問

Q. 返礼品の相場はいくらですか。 A. 本サイトは、確認できる出典がないため、金額の相場を掲載していません。参列する人数と、香典やお供えを受け取る予定があるかをもとに、親族と相談して予算を決めてください。

Q. 家族だけで閉眼供養をする場合も、返礼品は要りますか。 A. 参列者を招かない場合は、参列者への返礼品の話は生じないこともあります。寺院へのお礼は別に考えます。

Q. 寺院や霊園に、品物を直接届けてもらえますか。 A. 受け取ってもらえるかは施設によって違います。注文する前に、寺院や霊園の管理者に確かめてください。

Q. 香典返しの費用は、相続税の計算で差し引けますか。 A. 国税庁は、香典返しのための費用を葬式費用に含まれないものとして挙げています(No.4129)。

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